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HOME山行記録 > 三嶺(1893) 西熊山(1815) 天狗塚(1812) 牛ノ背(1757) > 平成16年10月2日


無雪期

三嶺(1893)西熊山(1815)天狗塚(1812)牛の背(1757)    

三嶺 1806mピーク 北西尾根経由

徳島県三好郡東祖谷山村 高知県香美郡物部村
ここで紹介している山々は、本州の著名山に比べると、登山道や指導標は未整備です。
それは自然が多く残っていて、この山域のいいところなのですが、この山域では、登山者は自己責任での慎重な行動が求められます。コースタイムはご参考程度にしてください。
☆ 山行記録の編集方針について  もご覧下さい。
●この山域への 交通機関 アクセス
●この山域の地形、地質と気象
剣山山頂の気象(平年値極値)
●二万五千分の一地図  「京上」 「久保沼井」
●2004 10 02 お亀岩避難小屋 台風被害応急復旧
三嶺 南西面 崩壊箇所詳細(2004年10月2日) 

★概念図  三嶺 西熊山 天狗塚 牛の背  ふるさと林道 阿佐名頃線 三嶺北西尾根 1806P経由

無雪期 獣道コースです。難路が含まれています。未知のルートに挑む 読図力 技術 経験 精神力 体力が必要です。 自然豊かな 獣道を 利用するところがある ルートです。くれぐれも 野生動物と ルートファインディングには ご注意下さい。途中で引き返すにも 大変な労力を 要する場合が考えられます。それなりの準備と 装備 体調 などを考慮し 天候を見定めて 自己責任にて 慎重に 行動することが求められます。
●二万五千分の一地図  「京上」 「久保沼井」

★記録

平成16年10月2日  曇り

西山林道P地点 6:10 -- ふるさと林道阿佐名頃線から作業道へ 登り口 7:22 --1806mピーク 9:56 --縦走路にでる 10:12-- 三嶺 (10:22-10:55) --崩壊箇所--西熊山 (12:16-12:33) --お亀岩 (12:51-13:14) --天狗峠 13:46 --天狗塚山頂 (14:02-14:44) --牛の背 15:13 --亀尻峠 16:21 -- 西山林道 17:05 --P地点 17:30

累計歩行距離 22.834km 累計標高差 2011m

またまた 台風21号が大きな被害を四国地方に大きな被害をもたらした。

西山林道で西山栗園付近に駐車し ガスの中歩く。林道では台風の倒木処理がなされたばかりなのがよく分かる。

ふるさと林道から作業道に取り付くと 道を塞いでいた風倒木はすっかり整理されていた。

三嶺山頂10:38「12.3度 南風3-5m ガスが流れる 時折ガスが切れて下の方がが見え フスベヨリ谷が幅広くなっていて広い河原が見える。 三嶺ヒュッテも時折見える。」

縦走路を行くと 次第にガスがとれて 曇り空になった。途中 崩壊の箇所を見る。

西熊山 12:25「18.8度 2-3m南風 ガスはとれて次郎笈まで見えるようになった 日差しも時折出る」

お亀岩避難小屋へ立ち寄ってみる。屋根材がすこし 数枚散乱していたが、多分補修の分だろう。
小屋に立ち寄り内部を見ると 漏水は無かった。

天狗塚山頂 「16.2度 2m 雲があるものの 久しぶりに 三嶺から剣山 次郎笈 まで見える。白髪山 石立山 北側の矢筈山系も見える。 天候不順で 久々に穏やかな天候に恵まれた。」

しかし その直ぐ後 剣山方面にガスがかかる。やがて 三嶺も見えなくなる。

天狗の池では 曇り空ながら 逆さ天狗が見えたが牛の背三角点に着く頃には 濃いガスの中に入り、かなり下までガスの中で視界50m位のなかでの下山だった。
亀尻峠から西山への道は水害で大きな被害だった。沢が至るところに出現し倒木が多かった。

この日 出会った登山者は 三嶺山頂で出会った2名のみで 静かな山行が楽しめた。
出会った 鹿は 十数頭。度々警戒音の罵声を 激しく浴びせられた。

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☆コースメモ

●十八号に続き 先週の台風二十一号は  またまた大きな被害を四国各地にもたらし 高速道路の通行止めや 国土交通省直轄国道の国道十一号で 通行止めになり 交通が大混乱した。国道三十二号も片側交互通行が増えていた。
 四国地方道路交通情報 http://www.skr.mlit.go.jp/info/regulate/kyk/its/

徳島県交通情報 http://www1.pref.tokushima.jp/doboku/dourohozen/index_todaykisei.htm
道路通行規制 http://www1.pref.tokushima.jp/doboku/dourohozen/index.htm
iモード板 http://www1.pref.tokushima.jp/doboku/dourohozen/mobile/imode/index.htm
愛媛県通行規制情報 http://road.pref.ehime.jp/
高知県通行規制情報 http://kouhou.bousai.net-kochi.gr.jp/pub-html/topmenu.html
香川県通行規制情報 http://www.pref.kagawa.jp/road/www/index.htm

●西山林道はとりあへず 応急復旧済みで 倒木などは処理されていた。土捨て場には新しい土砂が堆積していた。

●アオザレ付近の 稜線南側からの土砂崩壊は フスベヨリ谷を埋め尽くしています。
刻一刻変化する 山域の変貌に 唖然とします。

 林道 水路 人工林など 人が関与し 人がつくったモノ が被害を受けたら 天災だとか人災だとか 言って 台風災害としているが、人の手の入らない 人里離れた自然林の山中での大崩壊も 自然現象のうちとなるのでしょう。

自然の 猛威に映る出来事も 長いスパンで捉えると ただ単なる自然現象の範囲内のことなのでしょう。

● コンクリート舗装された ふるさと林道 阿佐名頃線(久保陰工区)は まだ開通していません、現在 工事中です。
一般車は工事車両の邪魔にならないように しないといけません。

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★断面図


2004年10月2日 etrex-legend GPSト
●二万五千分の一地図 「京上」「久保沼井」


カシミール(杉本智彦氏作)利用

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★写真

国道 四百三十九号 通行止め
毎週 表現方法が 変化している
作業道 風倒木「処理済み
倒木 三嶺山頂より フスベヨリ谷
フスベ谷を見る 崩壊箇所東側から西側を見る
三嶺山頂と崩壊箇所
三嶺 南西面 崩壊箇所詳細 
崩壊箇所上部から
お亀岩避難小屋 屋根 の状況
小屋の詳細は
 お亀岩避難小屋 台風被害応急復旧
屋根材が 少し散乱していた
お亀岩避難小屋内部 雨漏り無し ブルーシート固定の紐
三嶺 剣山 次郎笈と久しぶりに見えた 天狗塚に近づく
曇り空ながら「逆さ天狗」
2003年9月のもご覧下さい。
牛の背三角点からはガスの中を下る
亀尻峠付近の風倒木 亀尻峠からの作業道は大荒れで沢になっていた
祖谷平家まつり 十月十日開催予定 祖谷平家まつり

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★天気図

2004年10月2日 9:00地上天気図 2004年10月2日9:00高層天気図 700hpa 850hpa
気象庁提供

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赤テープなどについての 私の考え方は ここにあります。

これだけ自然が豊富な 場所に 赤テープのような 所詮は ビニールゴミになる ようなものを 残置しないように したいというのが私の考えです。
(ビニールよりは まだ 木綿の 赤布なら救えるけれど )それでも 付けないのが 一番 でしょう。
山は 登山者だけのもではありません。 山里の人 林業関係者 には ことに 赤テープは 嫌われます。
また 赤テープは  あとからくる 登山者の ルートファインディングの 楽しみを  奪ってしまうものなのです。
後から来る人のためにも 地図 磁石 何だったら GPSを 積極的に 活用しましょうと いうのが 私の考えです。 

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ツキノワグマに関するサイトは
日本ツキノワグマ研究所 http://ha3.seikyou.ne.jp/home/kmaita/
ツキノワグマ痕跡写真集 http://www.bekkoame.ne.jp/~fujitama/
「山でクマに会う方法 これだけは知っておきたいクマの常識」
     米田一彦 著     1996年10月10日 山と渓谷社
高知県香美郡物部村別府峡にて 高知県香美郡物部村別府峡にて

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平成16年10月2日第一版

ご注意
この登山道は十分には整備されていません。険しい山道が続いています。
気象条件やあなたの技量と体調をよく考えて、適切な装備を準備した上で、くれぐれも慎重に判断し自己責任で行動してください。自然へのインパクトを出来る限り少なくするよう心がけましょう。
http://www.lnt.org/


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